尼崎市の牛嶋歯科医院では、歯列異常は進化ではなく退化であり、そのことが歯や顎だけでなく、全身に悪影響を及ぼしていると考えております。

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人類の進化と退化
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 人類の進化と退化

 序章〜人類の退化

私は25年くらい前から小学校の校医をしておりましたが、そのころより気になっていることの一つに、歯並びの悪い子供が多くいることです。
ひどい歯列不正が1クラスに数人、軽度、中程度を入れると半数以上に不正が見つかります。
その学校全体で100人以上、全国では推定数十万人になるかと思われます。

これが、はしかやインフルエンザであればマスコミも親たちも大騒ぎするでしょう。
しかし、不思議なことに世界中の国や国民も何も言わないのです。
歯列不正は、人類の進化の途中で正常なのでしょうか。
また、個性でしょうか、それとも病気の一つなのでしょうか。

私はこの疑問に対して、まず正常な人間とはどのように進化して現代人になったのかを研究したところ、歯列異常は進化ではなく退化であり、そのことが歯や顎だけでなく、全身に悪影響を及ぼしていることがわかりました。

顎骨の変形>>>

歯列の歪み>>>



人類の退化
 今から1000万年ぐらい前は、チンパンジーやボノボの祖先と人類の祖先は同じくらいの大きさで、同じような生活様式をしていたと思われる。両者はアフリカの森林の木の枝を四本足で掴んで移動していたが、次第に体が大きくなり、体重も重くなってくると枝を四本足で掴んで移動するのは不安定になってきた。そこでチンパンジーたちは移動の方法としてブラキエーションという移動様式に移行していった。
(注:ブラキエーションとは、手長猿の移動様式。片方の手で枝を掴み、体を振るように大きく振り、もう一方の手で遠くの枝を掴んで雲悌のように移動する方法。)

 そのためにチンパンジーたちは、枝にぶら下がるのに都合のいい手に進化していった。そのためにチンパンジーの指は指先で小さな物をつまむという器用さを退化させていった。

 人の手の形はチンパンジーより原始的な手の形をしているのです。この原始的な形のために指の器用さを発達させ、又、地上に落ちている枝や石などを器用に握ることも発達させることが出来たのです。これが人類が道具を使いこなせる元となったのです。

 このブラキエーションへの移行がその後のチンパンジーと人類との大きな別れ道でした。樹上に残ったチンパンジーたちは指の器用さを退化させたために脳の発達のスピードが遅くなりました。それとは対照的に人類は器用な手を使って好奇心を満たしていきました。手を自由に使うためには移動は後ろ足でしなくてはなりません。それで自然に二足歩行になったのです。

 人類は二本足で立ったから手が自由に使えたのではなく、手が発達してたから二本足で立ったのです。

 そして、この二足歩行も脳の発達を促しました。人類は外圧(エサの変化や自然環境の変化)で地上に下りたのではなく、自分の意思で地上に下りたと考えられます。

 もちろん、下りてもエサは樹上にあるので、エサを食べるときは樹上に行き、食べ終えると又地上に下りてぶらぶらしている。そして、寝るときは安全のため、再び樹上に上がる。

 では、なぜエサの次に地上が好きなのか。それは樹上ではエサを食べるときは自分の思いどおりに手を使えるが、移動のとき手の使い方より、地上に下りてきて、あれこれ手で色々なことをしているほうが、より好奇心を満たされたのでしょう。そして地上でも新たなエサを発見し、次第に地上にいる時間が長くなったのでしょう。人の足の形はぶらぶら歩くのに都合がいいように発達しています。ぶらぶら歩行kが完成してから走ることが必要になったと思われます。

 二足歩行が完成したのは400万年前頃でしょう。その頃から人類は狩を始めたのだと思われます。二足歩行が完成してやっと狩が出来るようになると、脳、特に前頭葉が発達するチャンスがやってきます。

 人類はサルの時代から群で生活してきましたが、それは個々の集まりで、個々の行動は各自自由で、ばらばらでした。そして、複数の者が集まって一つの目的のために共同作業をすることはなかったのですが、狩をするときは共同作業という制約の多い意思疎通形態をとらないとうまくいかない。これも脳の発達の要因になります。

 制約を簡単な言葉で表すと「だめ」ということになります。「だめ」という言葉を認識したとき、脳の中で自己抑制が働く、この自己抑制の能力の高さ及び、それをコントロールする能力こそが、人間らしさの原点であり、自己抑制がさらに前頭葉を発達させてゆくのです。

 ですから、幼児に自己抑制を教えないとサルと同じになってしまいます。

 手の発達、脳の発達、二足歩行の完成、これで全世界に拡散していけたのです。もちろん私は人間が拡散したのは、自然の力(外圧・気候の変化など)ではなく、好奇心を満たすため。だけとは言いませんが、それも大きな要因の一つだったと思われます。

 獣毛がなくなり、皮膚になったのはいつか。獣毛がなくなった原因とは、サルにも「ひと」より少ないが汗腺があり、汗をかく。汗をかくと汗とともに塩分が出る。その塩分が毛につく。毛につくとかゆくなる。そのために毛についてた塩分をとって身づくろいと塩分補給を兼ねる。そこで実力のない者がボスなどにゴマスリとして行う(グルーミング)。という行為が生まれたのでしょう。

 しかし、長距離を連続して移動すると、、大量に汗をかく。そのために汗腺を増やして熱の発散量もふやさないといけない。するとその中の塩分が毛の中で乾き、塩分が固まってヨロイのようになり、下からの発刊作用が阻害してしまう。

 したがって、それを防ぐため獣毛は次第に細く、まばらになり、ついには下の皮膚だけになってしまった。つまり長距離移動のできるようになったときが、獣毛の退化の始まりである。しかし現代人のような全身皮膚だけになったのは、ほんの十数万年前のことであろう。それは皮膚だけでは体のキズがつきやすいので、身の安全が保証されてやっと皮膚になったと思われる。

 長距離移動するには、大量のエネルギーを消費する。それには大量のエネルギーを摂らなければならない、それには木の実や葉のエネルギーだけでは少ないので、動物性の高タンパクに頼らなければならない。

  「ヒト」が動物性タンパク質に移行したから長距離ができるようになったのか、長距離移動するために動物性タンパク質に移行したのか、もちろん動物をしとめるために結果的に長距離移動したことになるのだが、「ヒト」は好奇心が強いので、手段として肉食に移行していったと思われる。

 さて、肉を食べるようになって「ヒト」は類人猿のように牙がないのが特長なので、今のチンパンジーのように牙で皮を裂くのもむずかしく、しかも皮や毛はまずいし、第一食べられない。そして何とか、皮と肉とを別々にできないかと考えていた、あるとき岩場を歩いて鋭い岩の上を歩いて足をケガしたやつがいた。この岩は足が切れるぐらいだから、この動物の皮も切れるかもしれない。そしてこの動物を岩場まで持って行き、そこにこすりつけると皮が切れた。しかし、毎回そこまで運ぶのが大変なので、するどい岩のところを割って持って帰ることを思いついた者がいた。岩を石にぶつけて割っていると、石の方がわれ、それがたまたま鋭い破片が出来て、それで皮を切るとうまくいったので、石と石をぶつけて割り、石器の原型が出来た。

 しかし、皮は切ったけれど、肉を石器で切って調理するという発想がなかったので、肉は骨ごと手で持って、歯でちぎって食べていた。ただし、野生動物の肉はものすごく堅く、歯や手だけでは切れず、全身の力を入れて食べていた。そして何百万年も食べ続けると、筋肉は発達し骨も変形していった。

 その結果オトガイなどが出来て、現代人の顔や体型になってきた。そしてそれは数万年前に完成していた。いわゆる彼らが理想的な正常人である。

 そして、約1万年前に穀物の栽培が始まり、食生活が変わり始めた。当然穀物が中心となり、肉は副食化していった。人類は何百万年とかけて肉食に合うように筋や骨を変化させてきたが、その筋や骨で穀物を食べ始めると、肉を食べるときには使っていた筋の中には、使わなくてもいい筋が出てきたり、使っても弱い力でしか使わなくていいようになって、骨にも今までのような力がかからなくなった。そうすると、使わない筋は退化し小さく短くなり、骨も小さくうすくなってきた。

 そして問題はこの変化が数十万年かかって徐々に変化してきたのなら、それは進化といえるが、約一万年ぐらいの短い期間では体が対応しきれなくていろいろ不調和をきたすようになってきた。

 退化のスピードは歯より骨、骨より筋肉の方が早く、歯と骨、骨と筋肉との調和は崩れ、それが歯列の変形をきたしている。筋肉は硬く、収縮して、運動量が少なくなり、咀嚼機能や呼吸機能の発達を阻害している。そのために現代人は歯列不正や顎関節症や睡眠時無呼吸症などが起こってきているのである。



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